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最近休みの日にちょこちょこ映画を観てはいるのですが、なんだか後味の悪いものばかり選んでしまっていや〜な気分で就寝していました。
今回観たかぞくはじめましたは、途中不幸があるものの、全体的にハッピーな映画で寝る前の一本に最適です!
かぞくはじめました あらすじ
親友カップルからの紹介で出会ったホリーとメッサー。
ところが2人の相性は最悪!
メッサーはまさに女の敵。
デートすらせずに終わってしまった2人ですが、親友カップルの結婚、出産、子育てに際して何度も顔を合わせることに。
しかし会うたびに、彼氏がおらず仕事一筋なホリーをからかうメッサーと、憎まれ口を叩くホリー。
ある日、親友カップルが事故に遭ったとの知らせが。
2人の遺言には、まだ幼い愛娘ソフィの後見人として、ホリーとメッサーを指名すると記されていて…
夫婦でも恋人でもないどころか犬猿の仲の男女が、一つ屋根の下で共に子育てに奮闘します。
感想
※ネタバレあり
メッサーがイケメン!
これはチャラ男にもなるわと納得のイケメン。
見た目もなんだけど、物語が進むにつれて内面のイケメンさがキラリと光ります。
明るくておおらか。
息子もこんな風に育てたいわ〜なんて思いました。
親友の意思を尊重する2人がすごい
子育てってただでさえ大変なのに、突然親友の子どもを育ててくれと言われて引き受けるって、すごいですよね。
しかも、嫌いな相手と共に、って、親友ひどすぎでしょー( ;∀;)
ソフィは1歳なんだけど、子育て未経験の2人は大の方のオムツ交換すら苦戦。
2人で押し付け合います(笑)
もういやだ、無理だと思いながらも、2人は親友たちの願いを無碍にできません。
こんな2人だから、親友も大事な我が子を託せたのでしょう。
少しずつ家族になる3人にほっこり
ソフィがなかなか歩かないことを心配したり、体の異変を心配したり。
ソフィのはじめての一歩はどうしても自分の目で見たい!と願ったり。
そして、その時を迎えてはしゃぐ3人は、どう見ても家族!
幼くして両親を亡くしたソフィは普通に考えたら可哀想なのですが、この映画では全く可哀想な子として描かれていません。
そこもすごいなーと。
心から大切に想って守ってくれる保護者がいれば、実の親に限らずとも子どもは幸せなのでしょうね。
家族とは何か
紆余曲折あり家を出たメッサーが、離れている間に思っていたこと。
"俺たち"が恋しい。
この言葉から、大学時代の友人たちを思い出しました。
男女混合の仲良しグループで、その中の友人のアパートが溜まり場で、そこに行くといつも誰かしらいて。
楽しくて居心地が良くて、手放したくないってずっと思っていた居場所。
今はそう頻繁には集まることもできなくなり、あの場所あの時を想うと、懐かしさと共に切な〜い感情が押し寄せるのです。
私は、"私たち"が恋しいって思っていたんだな〜って。
いがみ合ったり鬱陶しく思ったりしても、共に過ごす自分たちが恋しくなるのが家族なのかな。
血の繋がりとは関係のないところで、ケンカしたり喜んだり、様々な想いの共有を積み重ねていくことで家族になっていくんですよね。
一時を過ごす仲間でさえ恋しくなるんだから、生活を共にする家族は恋しくて当たり前。
それにしても、俺たちが恋しい、って、ストレートで素敵な言葉だなぁ。
明るい気持ちでエンディング
ロマンティック・コメディとのことですが、登場人物たちのセリフにくすっとしたり、2人のやりとりに笑ったり。
喜劇の要素強めかなと思います。
だけど、2人の恋模様は中学生か!ってくらいかわいいし、ソフィも愛くるしいし、特に後半は観ていてあたたかな気持ちになれる映画です。
ほんわか幸せな余韻を残してエンディング。
繰り返しますが、寝る前の一本にオススメです(*´꒳`*)