NHK 4歳児のヒミツ〜子どもの行動をカガクする〜 感想

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録画しておいた4歳児のヒミツ〜子どもの行動をカガクする〜を観ました。

我が家にもちょうど4歳児がいるので、ものすごく興味深かったです。

以前、地球ドラマチックでイギリス版・4歳児のヒミツが放送されましたが、その日本版といったところでしょうか。

10人の子どもたちが5日間過ごす教室を、無人カメラと腰につけたマイクでこっそり覗き見!

4歳の子どもたちはどんな会話をして、どのように過ごすのでしょうか。

 

 

他者への理解が深まる時期

4歳は他者への共感性が芽生える時期だそう。

初めて会う男女5人ずつの子どもたち。

ひとりで楽しく遊び始める子もいれば、躊躇なくお友達に声をかけて仲良く遊び始める子もいます。

 

そんな中、さみしそうにひとりで遊ぶ女の子が。

それを察知し、「ひとりが嫌なの?遊びたくなったら言ってね」と話しかける女の子が。

雰囲気だけで気持ちを察することが出来たんですね。すごい!

しばらくして、声をかけてくれた女の子のそばにそっと近づく女の子。

でも、お互い意識して目を合わせませんw

こういうのわかるなー。

声をかけられない子の気持ちも、話しかけてくるのを待つ子の気持ちも。

その後、みんな打ち解けていました。

 

男女差を価値観としてもち始める

男女差への意識に関する実験で、保育士が子どもたちの前に青いプレゼントボックスピンクのプレゼントボックスを置きました。

すると、男の子たちは青、女の子たちはピンクのボックスの前へ、自然と集まります。

ところが箱を開けてみると、青の箱には女の子が好みそうなフリフリの衣装やお化粧道具、ピンクの箱には男の子が喜びそうな消防士等の衣装が入っていました。

 

全員、あれっ?という顔。

「これ女のじゃん!!」と口にする男の子。

一応男の子の衣装を身につけてみる女の子(かわいい)。

女の子たちに混ざって化粧をしてみる男の子。

 

専門家曰く、「これは男or女」という価値観は、4歳児では周囲から植えつけられたものだとか。

そうでなければ、先のお化粧を始めた男の子のように、なんでも挑戦するのですね。まぁ当たり前か。

息子も4歳になってから「ピンクと薄い紫は女!」と言うようになったのですが、

そういえば3歳の頃、ピンクのランドセルがいいと言う息子に、それは女の子でしょーwって言ってしまったな…。

いろんなことに興味がある4歳。

大人が口出しすることで抑制してしまうこともあるんですよね。反省。

 

そして、4歳の男の子ってやっぱり「女」って言うんですね。

息子に何度も「女の子」って言って!とお願いしても直らなかったのですが、少し安心しましたw

 

我慢ができるように

前頭前野の機能が変わってきて、我慢が効くようになるそう。

番組の実験では、5人の子どもたちの目の前にホールケーキを置き、他の部屋の5人が戻ってきたらみんなで食べようと言い、子どもたちの様子をのぞき見。

 

ケーキが気になる、けれど食べてはいけないと我慢する子どもたち。

5人でケーキから離れた場所に移動して、なぞなぞを始めます。

ケーキから気をそらすために必死!えらい!

一人、思わず指にとって舐めちゃった子がいましたがwギリギリで食べずに我慢することが出来ました。

イギリス版では普通に食べちゃう子がいましたが…今回の10人、本当に頑張りました。

 

公平性に関する取り決めができる

ケーキの実験はまだ終わりではありません。

10人集まったところで、ケーキは11個にカットされています。

「自分が2つ食べたい!」という子が数人。

この数人、先程ケーキを目の前に我慢していた子たちです。

他の部屋にいた子どもたちは誰ひとりとして自分が!とは言いだしませんでした。

これには驚きました。

我慢していた彼らを差し置いて自分がおかわりすることはいけないことだと理解しているのですね。

 

そして、我慢したグループの女の子が

「〇〇ちゃんはいちごだけでいい?〇〇くんはクリームのところ」

とそれぞれの意見を聞きながら決めていき、最後にお皿にちょこっと残った部分はリーダーシップを取っていたその子がパクリ。

全員が納得する方法でケーキを分けることができました。

 

また、5日間過ごす教室の名前を全員で考えるというタスクでは、

  • 女の子はハートやお花という名前を提案
  • 男の子はロボットやダイヤル(何故)
  • 全員譲れずにいると、ある男の子からダイヤルハートと組み合わせる提案が。
  • それでも譲れない子がいて、結果ダイヤルハートロボット幼稚園(だっけかな)に決定。

 

大人が口を出さずとも、子どもたちだけで公平な取り決めをすることが出来ました。

4歳児、すごいぞ!!

 

欲求と思いやりとの間の葛藤

ある女の子が遊んでいたお人形を、他の女の子が「貸して」。

でもお気に入りのお人形。貸すことはできません。

何度か「貸して」と挑戦しますが貸してはもらえず、泣き出してしまう女の子。

「ごめんね」と謝り気にはなるものの、やはり手放すことはできません。

まだまだ欲求を通したい年頃、だけど、芽生え始めた相手を思いやる気持ちとの狭間で葛藤しています。

 

諦めた女の子は、うさぎのぬいぐるみで他のお友達と遊ぶことに。

すると先ほどの女の子も混ぜてほしいと。

お人形を貸してもらえなかった女の子は、「少しだけならいいよ」とw

2人のやり取りを見ていたまた別の女の子が、「そのお人形を貸してあげたら、いっぱい遊ぶ?」と提案し、見事お人形ゲット

こういった貸し借りのやり取りって、大人がそばにいるとついつい「もうたくさん遊んだんだから貸してあげなさい」「〇〇が終わったら貸してあげよう」と口を挟みたくなってしまいますよね。

だけど、子どもたちだけで解決する術をもっているのです。

こうして友達とのいざこざを経験して、社会性を身につけていくのです。

 

子どもがもっと愛おしくなった

この番組を見ながら、息子だったらこんな時どうするかな?どのタイプかな?と考えました。

4歳児、まだまだ小さいけれど、社会の一員としての第一歩を踏み出した彼ら。

大人と同じように、葛藤したり悩んだりしながら、毎日一生懸命生きているのですね。

なんだか息子のことがよりいっそう愛おしくなりました。

保育園を満喫している息子でも、きっと色々あるんだよね。すぐに忘れるみたいで時々しか教えてくれないけれどw(今日一日のことを尋ねた際、特に男の子に多い「忘れた!」って、本当に忘れているそう。何かの拍子に思い出した時に話してくれるのを聞けばOKと聞いたことがあります)

これから成長と共に、傷付くこともつらいことも何かに悩むこともきっと増えていくんだろうな、なんて考えて、なんだか切なくなってしまいました。

赤ちゃんの頃は手はかかるけれど、そういった意味では楽だったんだなー。

 

そして、総じて感じたのは、もう子どものすることに口を出すのは最低限でいいのだということ。

危ないことやいけないことはもちろん教えていかなくてはいけませんが、社会性に関わることはお友達との関係の中で自ら気付くことが大事であり、それが可能な年齢なのだと。

つい最近まで赤ちゃんだったのに、子どもの成長ってすごいなー。

 

4歳児のヒミツ、とても面白かったです。